「乳腺炎」炎症の抑えるベスト3 

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「乳腺炎」には、乳管や乳腺などに母乳が溜まりすぎて炎症を起こした状態の「うっ帯性乳腺炎」と、

乳首の先から細菌が入り込んで炎症を起こした状態の「急性化膿性乳腺炎」があります。

それぞれの状態に合わせて炎症を抑えていく必要があります。

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 搾乳そして冷やす

前者の「うっ帯性乳腺炎」は乳管や乳腺に詰まった母乳をまずは出し切ることが肝心です。

 

痛みを伴いますが、しっかり搾乳します。

始めに、蒸しタオルで温めたりマッサージをしながら行うと血流が良くなり搾乳しやすくなります。

 

そのあとは、こまめに赤ちゃんに授乳しながら痛みを抑えるために冷やすとよいでしょう。

熱さまし用のシートや保冷剤、

キャベツの葉をそのまま幹部にあてておくキャベツ湿布などで患部を冷やします。

 

どうしても改善しない場合は、

かかりつけの産婦人科や助産師さんに相談しましょう。

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 薬(葛根湯)

 私が風邪の引きはじめによくお世話になる薬、葛根湯。これが「乳腺炎」に効くとは驚きでした。

葛根湯は上半身の炎症を抑える効果がある薬で、乳腺に起きた炎症である「乳腺炎」によく処方されます。葛根湯自体は3ヶ月の赤ちゃんから使用できる薬で、おっぱいに出ていても微量なので授乳中の母親であっても問題はないようです。

医師だけでなく、漢方薬の専門家も「乳腺炎」のときには葛根湯を飲むと解熱作用や抗炎症作用があるので良いと言っており、実際に飲んでよくなったという方も大勢います。

葛根湯自体は漢方薬なので即効性は期待できないのですが、母乳の詰まりを改善する、または予防するのには適した薬だと言えるでしょう。

  薬(抗生剤)

 「急性化膿性乳腺炎」細菌感染により引き起こされているので殺菌したり、患部の膿を取り除かなければいけません。自分での対処ができませんので、産婦人科などに受診することが必要です。

まず抗生剤によって細菌の活動をしずめ、炎症を抑える必要があります。炎症によって熱も上がっているため、順番としてはペニシリンなどの抗生剤の次に、炎症を抑える消炎鎮痛剤や熱を下げる解熱剤を飲むという順番になります。

薬の成分によっては母乳を与えることを中止せざるを得ない場合がありますので注意して下さい。

早期の「乳腺炎」の場合は、自宅でのケアで改善することができます。しかし、我慢してはいけないのが高熱や乳房の腫れ、強い痛みが伴う場合です。気になることがあれば、決して無理をせず早めに病院に相談しましょう。

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