乳腺炎の対処法!カイロで身体を温めるのはOKか?
乳腺炎になった時の対処法として、カイロなどで身体を温めるのか、保冷剤などで冷やすのか迷うママは多いでしょう。
両者は相反する対処法なので、患部の状態をよく考えて適切な対処をしなければ、かえって症状を悪化させる危険性があります。
では、患部がどういう状態であれば、温める対処法で良いのでしょうか。
温める対処法が必要な状態と冷やす対処法が必要な状態とでは、どう違うのでしょうか。
・熱がある時に温めるのはNG!
「乳腺炎だから、こういう対処をしなければいけない。」と言うのではなく、具体的にどういう症状が出ているかで適切な対処法を選択することが大切です。
胸の張りに悩まされているママの中には、他の症状を考えずにひたすらカイロで身体を温める人もいるのではないでしょうか。
でも、熱がある時に温めるのは逆効果で、血行を良くすることで母乳の分泌を増やして、ますます詰まりを悪化させる危険性があります。熱がある時は、風呂も湯船に浸からず、シャワーのみで済ませる必要があります。
もちろん、運動も適度でも血行を促進してしまうので、避けた方が良いです。患部は保冷剤をタオルにくるんだものやアイスパックなどを使用して冷やして、炎症による熱を落ち着かせることを考えましょう。
・乳腺の詰まりが冷えや油分によるものであれば、温めるのが効果的!
「乳腺炎だから必ず冷やさなければいけない。」なんて言うことはありません。カイロで身体を温めるのが良い時もあるのです。
例えば、「体が冷えていて血行が悪いから、乳腺が詰まる。」なんて言う時には、冷やしても解決しないかも知れませんね。こういう場合には、温めて乳管を広げて血行を良くした方が良いでしょう。
それから、油分で乳腺の詰まりがある場合にも、温めて油分を溶かした方が詰まりを解消しやすくなります。ただ、温めるだけでは母乳の分泌が増えて、今度はおっぱいの中に溜まりやすくなってしまいますよね。
なので、おっぱいが温まった時に、少しだけ搾乳しておくと良いかも知れませんね。それから、授乳をすると、より乳腺炎の解消に効果的です。