乳腺炎にはカモミールがキク!
乳腺炎やおっぱいのトラブルは、妊娠経験のある多くの人が経験するものです。乳腺炎にまでならずとも、おっぱいが張って辛い!という経験をしたことのある人は少なくないと思います。
そんな乳腺炎の予防にも、乳腺炎になってしまってからでも役立つのがカモミールです。
ハーブティーなどに興味がない人であれば、あまり馴染みがないかもしれませんが、スーパーなどでも手に入る、比較的身近なハーブティーです。
乳腺炎は、その名の通り乳腺が炎症を起こす病気ですが、乳頭などが傷つくことから細菌感染を起こしてしまうと、症状が重い場合は手術が必要になることもあります。そんな重症化してしまうことは、できれば避けたいものですよね。
カモミールティーで感染予防
カモミールには殺菌、抗菌作用があるため、このような細菌感染を予防する効果を期待できます。
殺菌、抗菌ということは、つまり乳腺炎に限らず風邪の予防にもなります。出産間もない頃は育児疲れで風邪もひきやすいので、心強いですね。
母乳への影響が気になるかもしれませんが、カモミールは欧米では赤ちゃんに水分補給代わりに飲ませることもあるほどですので、心配しなくても大丈夫です。
カモミールには鎮静作用もあるため、ぐずって泣き止まない赤ちゃんをリラックスさせるために飲ませる場合もあるそうです。
カモミールは特に味に癖もないので、ハーブティーが苦手だという人でも飲みやすいと思います。お好みで砂糖などを入れても良いでしょう。
カモミール湿布で炎症を抑える
こちらはあまり知られていない方法ですが、乳腺炎を起こす手前の段階や、乳腺炎を起こしてしまった時、腫れて痛い部分に「カモミール湿布」をすることで、炎症を抑えることができます。
作り方もとても簡単。平たい形のティーバッグであれば、それをそのまま水に濡らして痛い部分に当てるだけ。
小さいティーバッグや茶葉の場合は、葉をガーゼなどに包んで周りを縫い(縫うのが面倒なら葉が漏れ出さないようにうまく折る)、同様に水に濡らして使います。
そして乾いたらまた濡らして使う、というのを1日数回繰り返します。茶葉は毎日取り替え、炎症が治まるまでずっと継続しましょう。
カモミールには炎症を抑える効果もあるため、カモミール湿布をすることによって腫れが治まり、痛みが取れることもあります。
前述のように、カモミールは赤ちゃんも飲めるハーブティーですので、授乳の際も拭き取ったりせず、そのままで良いので、手軽で安心です。
普段あまりハーブティーを買ったことがない、という方でも簡単に試すことができる方法ですので、乳腺炎になってしまった人も、乳腺炎の経験がない人も、ぜひ気軽にお試しください。