風邪に似ている?!乳腺炎の初期症状
母乳育児ママさんの悩み・心配事の多くに、乳腺炎が挙げられます。
この乳腺炎、経験したことのあるママさんはご存じでしょうが、本当に大変なものです。
乳腺炎初期のママさん、乳腺炎未経験のママさんの知識になればと、乳腺炎の症状について記載していきたいと思います。
乳腺炎の症状として、しこり・痛み・赤み・関節痛や寒気を伴う高熱や頭痛があります。
母乳の状態としては、質が変化し、出方が悪くなる・白斑ができるなどです。
乳腺炎の症状でしこりができるというのはご存知の方もおおいですが、このしこりというのは母乳が入っています。
大きさはさまざまなのですが、乳腺の一部が母乳成分の中の油の塊によって詰まりが生じ、母乳が出口を失ってしこりとなります。
このしこりは時間の経過により、だんだんと大きくなります。
ひどい方では、乳房全体がしこりとなり、パンパンに腫れたような状態になってしまいます。
この改善策として、赤ちゃんに頻繁に飲んでもらうのが第一です。
温かい湯船の中でマッサージをして詰まりを取るというのも有効ですね。
そして痛みについてですが、乳腺炎の症状が見られるときはとにかく乳房に痛みがあります。
少し何かが触れただけでもとても痛みを感じます。
強い痛みでなくとも、乳房に痛みがあるときは乳腺炎の初期症状と考えてください。
授乳の時には、普段よりももっと強い痛みが走ります。
乳腺が腫れて炎症を起こしている状態のところを母乳が通ることによる激痛なのです。
痛みの後に大体高熱がくるのですが、この痛みというものは、高熱が引いてからもしばらくは続きます。
赤みとは、乳房自体が赤くなることです。
炎症を起こしているので、皮膚の表面に赤みが出ます。
赤みを起こしているときはもちろん、表面上を触っても痛みがあります。
この赤みに関しても、乳腺炎の症状が落ち着いてからもしばらく続きます。
そして、間接痛や寒気を伴う発熱です。
38度~40度くらいの高熱になり、インフルエンザの時のような関節痛と寒気がします。
これは、炎症を治そうとする体の働きとも言える発熱なのですが、とにかく身体の負担が大きいです。
母乳育児で体力も落ちている中、半端ない寒気と関節痛。
高熱が出れば、倦怠感もあります。
熱が出るほど悪化している乳腺炎の場合は、必ずかかりつけの産婦人科へ向かいましょう。
ひどい場合は入院しなければならないほどです。
高熱とともに、頭痛にも悩まされます。
頭痛、吐き気、ふらつきなど、乳腺炎の症状が悪化すればするほどママさんは大変です。
授乳中は解熱剤も飲めませんし、授乳をやめてしまうとより悪化してしまいます。
白斑というのは、乳頭にできる、白い水ぶくれやニキビみたいなもののことです。
乳腺炎の症状として聞いたこともあるかもしれませんが、これは脂質の塊のようなもので、これが母乳の出口を塞いでしまうためにしこりができるのです。
白斑は見た目は小さいのですが、痛みがあります。
衛生を保つためにも、爪などでいじらないようにしましょう。
この白斑も中々治りにくいもので、症状が落ち着くまでに1ヵ月以上かかる場合もあります。
自分ではほとんど治せないと言われています。
白斑が見られたらすぐに病院へ相談しましょう。
乳腺炎の症状に関して記載していきましたが、本当に乳腺炎は大変つらいものです。
少しでも症状が軽いうちに産婦人科や助産師さんへご相談にいきましょうね。
悪化してからではよりママさんに負担がかかってしまいます。
毎日育児と家事に追われながら、病院へ行く時間を作るのも大変かもしれませんが、赤ちゃんとママさんのために、気になる症状はすぐに病院へ行き、ご相談するようにしましょう。