乳腺炎 熱が出たらまず冷やせ。
母乳育児を頑張っているママさんの約1/4がなると言われている乳腺炎。
1/4といえば結構な確率となってきます。
乳腺炎の対処法として言われることはたくさんありますが、
インターネットなどの情報すべてが本当とは限りません。
乳腺炎のなりかけ症状に気付いたらまずすべきことがあるのです。
乳腺炎で熱がある場合…
お風呂で温まるとよい・湯船に浸かって母乳マッサージする・入浴は避ける・冷やすなど、出回っている情報は真逆のことが書いてあったりするので混乱してしまうかもしれません。
乳腺炎と一言に言っても、症状はさまざま。対処法も症状によって色々あるのです。
ということで、症状に合わせた対処法をまとめてみることにしました。
ご自身の症状に合わせて適切な処置ができるようになりましょう。
まず乳腺炎についてですが、初期症状としては、詰まり・しこり・痛みがあります。
それが悪化すると、38度以上の高熱が出て、関節痛・頭痛・寒気などの症状があらわれます。
※痛みに気付いてすぐに高熱が出ることもあります。
乳腺炎初期症状
熱がなく、詰まり・しこりがある場合は、入浴・母乳マッサージをして大丈夫です。
特に、しこりがあって痛みがある・乳頭が詰まっているなどの状態は湯船でよく温まり、痛みのあるしこりの部分を優しくマッサージするようにしましょう。
マッサージのポイントとしては、とにかく優しくすることです。
揉みほぐすようにしてしまうと痛いばかりでなにも変わりません。
ぬるめの湯船に浸かり、リラックスした状態でしこりの部分を
乳頭の方へそっと流すようにしてください。
身体が温まっている状態でマッサージすることで血行が良くなり、詰まりの解消に効果的なのです。
乳腺炎で熱がある場合は・・・
このときは湯船には浸からずにシャワーでサッと洗うようにしましょう。マッサージはしないようにしてください。炎症が起きている状態で入浴やマッサージをすると、確実に症状が悪化してしまいます。
第一、高熱の際の入浴は身体の負担が大きいので湯船に浸かろうと思わないのではないでしょうか。マッサージも強い痛みがある状態ではできないかと思います。
高熱が出るということは、もうすでに炎症してしまっているということなので、
マッサージなどで刺激を与えることはせず、まずは冷やしましょう。
急激な冷却も良くないので、タオルを巻いたアイスノンなどを使います。
授乳は積極的に行いましょう。授乳の際は冷やしたままではなく、乳房を少し温めた方がよいですね。
マッサージに関してですが、これは必ず産婦人科や助産師さんによるアドバイスを受けてからするようにしましょう。
自己判断でのマッサージはNG
乳腺を痛めてしまい、ますます症状が悪化する場合があります。
乳腺炎で熱が出るほど悪化している場合は、いずれにしても病院へ相談するようにしましょう。自己判断で対処するだけでは、より悪化させてしまう危険があります。
そして、乳腺炎になってしまう前に、食生活の改善などで予防をするようにしましょう。乳腺炎は治りにくく、何度も繰り返してしまう場合もあり、本当につらいものです。
日ごろから自分でできる予防をしながら、充実した母乳育児ができるといいですね!