母乳育児中にママが風邪… 日頃からカンタンにできる風邪予防は?

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初めての「赤ちゃんとの暮らし」。慣れないことだらけで、

日々目まぐるしく過ぎていきます。

 

特に母乳育児を頑張っているお母さんは、

毎日何度も繰り返される授乳で、

時に体調を崩してしまうかたも多いと思います。

 

母乳育児を続けながらできる「あれ?風邪かな」と思ったときにする対策、

受診した際のポイント日頃から行える風邪予防対策について、

経験も織り交ぜながらまとめてみました。

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〇授乳中ママの風邪の引きはじめにできること

 「ちょっと風邪ぎみ?」というときに、栄養ドリンクを飲んでひたすら寝る、という方をよく聞きます。

授乳中は、栄養ドリンクの成分に、少し気を使ったほうがよいでしょう。

 

 栄養ドリンクには、「カフェイン」が含まれていることが多く、

カフェインは母乳を介して赤ちゃんに移行することが知られています。

 

 授乳とカフェインについてですが、コーヒー2~3杯分の量であれば、

赤ちゃんに影響が出ることは少ないといわれています。

 

また、早く生まれた赤ちゃんには、心臓の働きを助けるため、

カフェインを薬として投与することもあるくらいですので、

規定量であれば服用は問題ないものと思われます。

 

インスタントコーヒー1杯に含まれるカフェインの量は

約70ミリグラム(ドリップコーヒーの場合はその2倍ほどになります)

 

栄養ドリンクを摂取する場合、コーヒーを飲まれている方は

その分のカフェインを計算して摂取するようにしましょう。

 

 さらに、カフェインなどの成分は服用から1時間程度で母乳中に移行しますので、

服用は授乳直後をお勧めします。 

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〇風邪受診時にママの母乳育児のことを考慮してもらう

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母乳育児中にママが風邪…その場合の対処方法 

それでも、なんとなくスッキリしない場合は、早めの受診をオススメします。

 

というのも、ママの体調が悪化してしまったら、ママも授乳がつらくなり、赤ちゃんも、思うようにおっぱいがもらえないストレスで、体調を崩してしまうことがあるからです。

 

万全な体調で母乳育児を長く続けるためにも、軽い段階で治療を行うようにしましょう。

 

 受診の際には、必ず「授乳中」であることを医師に伝えます。医師の間でも、母乳育児の重要性は認識されつつあり、母乳に影響の出ない薬に処方を変えたり、外用薬を多めに処方するなど、最大限配慮してくださるところも増えてきました。

 

それでも心配な場合は、調剤薬局で薬剤師に質問をするとよいですね。

 

利用する調剤薬局の薬剤師さんも、例えば抗生剤などは、乳児でも処方があるので、この量であれば母乳育児に影響はないでしょう、などと、例を挙げて丁寧に説明してくださり、安心して服用することができました。

 

 それから、受診の際、赤ちゃんはパパやご両親などに預けられるのがベストですが、それが難しい場合は、病院に赤ちゃん連れで受診が可能か問い合わせをすることです。

 

空いている時間帯を教えてもらえ、万が一赤ちゃんがぐずってしまったら看護師さんが対応してくださる場合もあります。 

〇日頃から行えるママの風邪予防対策

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 母乳育児を長く続けるには、お母さんの健康が一番大切。季節の変わり目、夏のクーラー、冬の寒さなどで、どうしてもかかってしまう風邪。しかし、日頃のちょっとした工夫で、体調悪化をずいぶん軽減することができると思います。

 

 まずは、室内をなるべく乾燥させず、新鮮な空気を保ちましょう。これは赤ちゃんの健康にも大切なことです。定期的な換気、加湿器の使用、濡れタオルを室内に干すだけでも湿度は保たれます。

 

お母さん自身を「冷やさない」ことです。

 

授乳中お腹を冷やさないように腹巻を使う、夏でも靴下を1枚履いて過ごすことで、血のめぐりもよくなり、母乳の量を保つことができます。また基礎体温が高いと免疫機能もよく働き、風邪に負けないからだをつくることもできます。

 

 あとは、眠いときは赤ちゃんと一緒に少しでも眠る、家事はパパにも参加してもらって、自分の疲れをためないように気を付けていくことも大切です。

 

 ママしか味わうことができない母乳育児。かけがえのない赤ちゃんとの時間、万全な体調で向き合えるとよいですね。

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