肉芽腫性乳腺炎の治療法。一番有効なのはステロイド投与か?

乳腺にしこりや膿が溜まり炎症を起こす難治性の乳腺炎と言われる「肉芽腫性乳腺炎」。

主な症状にはしこりや膿の他、腫れや痛み、発熱、皮膚の赤みなどがあります。

この症状は人それぞれであり、病気の発生率は少ないと言います。

 

この「肉芽腫性乳腺炎」の原因は不明と言われていますが、

何らかの感染性や薬の影響、授乳によるホルモンバランスの乱れなどがきっかけで

自己免疫疾患になってしまうことが、この乳腺炎に発展する要因だそうです。

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肉芽腫性乳腺炎のステロイド治療法

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肉芽腫性乳腺炎の症状は乳がんと似ています。

そのため、マンモグラフィーやエコーで診ても判断が難しいため、針で細胞や組織を採取して診断されます。

 

悪性細胞や結核菌などが採取されなければ、肉芽腫性乳腺炎であると診断されることが多いようです。

 

ではこの肉芽腫性乳腺炎になった場合の治療法ですが、一般的には「炎症を抑える作用があるステロイド剤の服用」と「ドレナージという乳房にチューブを挿して膿を吸いだす治療」が行われます。

肉芽腫性乳腺炎の辛いところは、発症すると根本の炎症が収まるまで、ずっと膿を吸いだし続けないといけないこと。

つまり、ドレナージで膿を吸いだすのは1回だけではないということです。

 

人によって回数も異なるため、膿がしつこい場合は気の遠くなる話かもしれません。

治るまでには数か月以上かかることもあり、また再発する可能性もあるため、注意しておかないといけないですね。

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ステロイド投与の効果

ステロイドを投与することで明らかに「どんどん改善」することは多いようです。

しかし、ステロイド投与するまでの治療の過程で、皮膚を無理にぐいぐい広げたりと不適切な処理をした場合は、この処理が治癒の妨げとなることもあるとか。

 

肉芽腫性乳腺炎はがんと間違われるような肉芽が形成され、

それが時に強い炎症を引き起こすため、がんの疑いのため針生研されてしまう方もいらっしゃるそう。

ステロイド投与によって症状が改善されるように、きちんとした診断を仰いでもらうことが第一かと思います。

 

肉芽腫性乳腺炎。ステロイド意外にきちんとした治療法はない?!

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きちんとした治療法がないとはびっくりですね。

そのため医師によって処理は変わってくるかもしれませんが、ステロイド治療は短期間試すには良い方法のようです。

 

ただし、ステロイドが効かない場合はすぐにやめて、テトラサイクリン系の抗生物質が効く場合もあるようです。

そして焦らずにじっくりと治療と向き合っていくのみだそう。

完治までに1年以上かかる人もいる肉芽腫性乳腺炎。なりたくないです。

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