「乳腺炎」の初期段階「うつ乳」に気を付けよう

「乳腺炎」の前段階と言われている「うつ乳」は、

簡単に言うと母乳の詰まった状態を表しています。

 

悪化すると「乳腺炎」へとつながってくるため、

前兆を見逃さず早めの対処が重要になります。

  「うつ乳」の症状

 「うつ乳」は母乳育児を行っている約3割のママが経験する母乳トラブルです。

おっぱいが十分に出ていて、夜間など授乳間隔が延長してしまったときにおこりやすいようです。

 

症状は様々ですが、例えば授乳したばかりなのに乳房の張りを感じる、

乳房に重さを感じる、乳房の一部が腫れて硬くなったしこりができて

赤みを帯びていたりチクチクと痛みを感じるなどです。

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 「うつ乳」の原因

「うつ乳」の原因と考えられるものをいくつかみていきましょう。

1番目は、塩分や脂肪分の多い食事を好んでいることです。

血液でもある母乳も、こういった偏った食事をしていると

ドロドロとしたものになってしまい流れが滞ってしまい乳管を詰まらせる原因となります。

 

またドロドロとした母乳は赤ちゃんにとっても美味しくないので、飲み残しの原因にもなります。

2番目は、乳腺が細いことで乳管にしこりや詰まりができやすい人がいることです。

 

細いと流れが悪くなるので「うつ乳」になりやすいのです。この乳腺の細い・太いは体質的なものなので自分の努力ではどうすることもできません。

 

また、母乳育児によるストレスや睡眠不足も原因のひとつと考えられています。

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 「うつ乳」の対処法

「うつ乳」を予防する具体的な対処法を挙げていきます。

まずは、何よりも赤ちゃんに母乳を飲んでもらうことです。あまり飲んでくれないときでも、あきらめずに頻繁に授乳を試みましょう。

また、授乳するときは偏りがないように体制や角度を変えながら飲ませることが大切です。

また、母乳の詰まりの原因の約8割もが食事内容にあるということです。自分の食生活をもう一度見直してみましょう。

塩分や糖分、脂肪分の多い高カロリーなものはなるべく控えるようにし、和食中心のさっぱりとした食事を心がけます。

また、母乳外来や助産師さんに相談すれば、母乳マッサージを受けることができます。マッサージを受ければ乳管が開通して、徐々に「うつ乳」が改善されていきます。

「うつ乳」の状態をいかに早く対処して改善することが「乳腺炎」を悪化させないことにつながります。

自分で工夫して対処することも大事ですが、かかりつけの医師や助産師さんに相談し指導を受けることも良いかと思います。

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