母乳育児中のおすすめの外食「和食カスタマイズ」
何かと食事に気を遣っている「母乳育児」。
毎日食事を作って、赤ちゃんのお世話をして…。
でも時にはママもリフレッシュしたい。
ちょっとお出かけして、外食できたらな、
という気持ちにもなるかと思います。
そんなときに選びたいメニュー、
また、赤ちゃん連れの外食にあったら便利なものについて、まとめてみました。
〇まずは「母乳育児にオススメの食事」のおさらいから
昔は、母乳育児のときは白いものを中心に、脂分の多いものや辛い物、甘い物などは避けるとよいとされています。
その昔は赤ちゃんのアレルギーのことを考え、アレルゲンになりそうなものを避けるなど、徹底された食事管理を求めるところもありました。
しかし最近の研究では、アレルゲンを全く避けてしまうのではなく、少しずつ取り入れながら体を慣らしてゆくことで、アレルギー症状を起こしにくくなることが知られていますので、アレルギーについては昔ほど神経質になりすぎなくてもよいと思います。
しかし、糖分や脂肪分が多く含まれているものは、母乳の質が低下するほかに、母乳がつまりやすくなって、乳腺炎の原因となります。
また、辛い物は母乳を酸っぱくさせてしまうため、とりすぎに注意していきましょう。
母乳育児中は、外食にしてもふだんの食事にしても、揚げ物やケーキ、チョコレートといったものは避け、たまに食べたくなってもごく少量に抑え、乳腺炎の予防につとめることが大切です。
〇では、母乳育児に理想のおすすめ外食とは?
食事内容からすると、一番の理想はズバリ「和定食」。
主食、主菜、副菜のバランスがとれていて、甘い物も脂分も控えめで、辛いもの(香辛料)がふんだんに使われていることもありません。
ただし、個室のある場所を選ぶことができる場合や、一緒に出掛けるかたの協力が得られる場合は可能ですが、和定食のお店に、赤ちゃん・子連れで行くことができる場所は、そう多くないような気がします。
そこで、子連れでも行けるレストランでのメニュー選びのコツについてお伝えします。カジュアルなお店やファミリー向けのお店では、定食メニューはそれほど充実していないところが多いかと思われます。
そのような場合は、“白い物”=主食をメインに選んでいきましょう。まずは、ご飯もの、麺類に、脂肪分が少ない組み合わせのものをメインとします。
例えば、うどん、パスタ、和の丼物(親子丼など)、チキンライスなどの選択肢があります。そこに、サラダをつける、野菜ものやひじきなどの小鉢を付けるなどして、調節をしていきます。
そうすることで、母乳育児に理想の「定食」をカスタマイズすることができます。
離乳食を終えたばかりのお子さんと一緒に出掛けられる場合は、主食はうどんやトマト系のパスタなどを選ぶと、お子さんも一緒に食べることができて一石二鳥です。
ただし外食は、普段に食事に比べ、どうしても塩分が多めになります。味の濃い物が続くと、母乳の味も変わってしまいますので、しょうゆをかけない、知るは全部飲まないなどして、塩分の取りすぎに注意していきましょう。
〇母乳育児での外食におすすめの便利グッズ
赤ちゃんと一緒にお出かけする場合は、赤ちゃん側の支度も忘れずにしましょう。
まだねんねの赤ちゃんと一緒で、個室などを使わせてもらえる場合は、座布団の上に一枚敷けるものを用意し、上かけも忘れずに。
敷物には、薄手のモスリンコットンのものが、かさばらず便利です。端を結べば、授乳ケープにも早変わりします。離乳食の赤ちゃんの場合は、赤ちゃんが食べられるものも少し持参しておくと、グズグズを防ぐことができます。
ただし飲食店によっては、外部からの持ち込みを制限しているところもありますので、封をあける前に店員さんに尋ねておきましょう。
そして、一緒にご飯が食べられるお子さんと一緒に出掛ける場合。お子さんが食事をこぼしたり、汚れた手でいろんなところを触ったりしますので、ウエットティッシュやおしぼりは、あらかじめ用意していきましょう。
その他エプロン、タオル、使い慣れたスプーンやフォークなどもあると便利です。
いかがでしたでしょうか。母乳育児中でも、お出かけをたのしんだり、たまには息抜きで外食をすることで、ママもリフレッシュして、また新たな気持ちで、赤ちゃんに向き合えるといいですね。