冷え性からの乳腺炎|初夏から激増しています!
冷え性が乳腺炎に関係しているということはご存じでしょうか。 乳腺炎で病院に相談される方は6月中旬ごろから急に増えてきます。
なぜ6月中旬に乳腺炎の方が増えるのかというと、梅雨時になると湿度が高くなる影響でエアコンの使用・薄着・冷たいものの摂取が多くなることに原因があります。
元々冷え性の方が、産後に身体を冷やしてしまうとおっぱいも冷えて味や匂いが変化します。
たとえ少しの変化でも赤ちゃんは敏感に気付き、飲み残すようになります。この小さなサインを見逃してしまい、おっぱいが張って痛みが出るまでわからないということが多いのです。
夏場の冷えからおっぱいを守る
授乳期のママさんは身体を冷やさないように気をつけましょう。特に冷え性の方は、暑くても足元が冷えないように靴下はなるべく履くようにしてくださいね。
そしてエアコンを使用する場合は、温度は下げすぎないようにしましょう。
身体が冷えてしまうと、スムーズに血液が流れなくなり、つくられた母乳がうまく外に出せなくなって詰まりやすくなるのです。
夏場、汗をかいていると身体が冷えているとはなかなか思えないのですが、実はおっぱいは冷えている場合があります。
汗をかくからと薄着・冷たい食べ物や飲み物ばかりを摂取してしまうと「冷え」が原因で乳腺炎になってしまうママさんは多くいるのです。
この夏場の冷えを防ぐためにも、特に冷え症の方は夏場でもベスト着用や腹巻きなどを使っておっぱい周りや腰回りを保温するようにしましょう。
腰周りを温めることで、身体を巡る血液を温めてあげるようにすると乳腺炎トラブルも減少します。
ですが、日本の夏は暑くなりがちなので暑さもつらいですね。せめて飲み物だけでも冷たいものは避けて、常温または人肌程度の飲み物にするように心がけましょう。
乳腺炎予防のための紅茶・ハーブティなどは特におすすめです。また、冷え症の方には、冷え性対策の紅茶もありますので、それらを活用して出来るだけ冷えから身を守りましょう。
冬場はもちろん、夏場も冷えによる乳腺炎を避けるため、身体を冷やさない!これはママさんの心がけで充分対策できると思いますので、頭の片隅に入れておきましょう。
食べ物でも身体の冷えは起こります
冷えが原因で乳腺炎になると上記に挙げましたが、食事もまた、大切なポイントです。
育児中はなかなかゆっくり家事や料理もできないですよね。こんな時に手軽に食べられるヨーグルト・チーズ・アイスクリーム・果物・生野菜・揚げ物などのお惣菜類などは要注意です。
これらの食べ物は身体を冷やしてしまい、普段から冷え症の方には特に大敵です。油を想像していただくとわかりやすいかと思いますが、油は冷えることで白く固まりますね。
母乳も同様で冷えてしまうと固まるのです。乳製品はカルシウム豊富でカロリーもちょうどよく手軽に摂れるのですが、身体を冷やしてしまう作用がありますので、冷え症の方にはとってもマイナスな食べ物となります。
どうしても食べたい場合は少量のみにしておき、身体が冷えないように靴下・腹巻きなどで保温をするようにしましょう。また、浴槽での入浴や足浴も体温を上げてくれるのでオススメです。
今、乳腺炎トラブルが全くない場合でも、乳腺炎は授乳期の赤ちゃんがいるときでしたら誰でもなる可能性があるのです。乳腺炎になってしまう前からしっかりと予防に努めましょう。